夏の虫対策
PR

シトロネラールとは?(香り成分としての特徴)

チャキン
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

シトロネラールという名前は、
香り成分として紹介されることが多い言葉ですが、
その名前がつくずっと前から、
この成分を含む植物は世界各地で生活の中に取り入れられてきました。

本記事では、
シトロネラールという成分名がつけられる以前の話として、
それを含む植物がどのように使われてきたのかを、
地域ごとにたどってみたいと思います。

そして後半では、
そうした香りの経験がどのように分析され、
「シトロネラール」という名前で整理されるようになったのか、
その背景についても触れていきます。

シトロネラールとは?

シトロネラールの分子構造(参考図)
※成分のイメージを示したものです

  • 化学式:C10H18O
  • 名前:シトロネラール(シトロネラ系植物に多く含まれる、アルデヒド型の香り成分という意味)
  • 特徴:レモンのような爽やかな香り。比較的揮発しやすい性質をもつ香り成分です。そのため、香りは立ちやすい一方で、長時間続くタイプではありません。
  • 含有植物:シトロネラ、レモングラス、レモンユーカリなど

世界各地で使われてきた香りのある植物

  • オーストラリア|レモンユーカリと先住民の暮らし

オーストラリアでは、レモンユーカリをはじめとする香りの強いユーカリの葉が、
先住民アボリジニの暮らしの中で使われてきた記録があります。

葉を焚いて煙を出したり、
乾燥させた葉を身のまわりに置いたりするなど、
強い香りを生活環境に取り入れる工夫が見られます。


  • 東南アジア|シトロネラ草と生活の中の香り

東南アジアでは、シトロネラ草(レモングラスの近縁種)が
古くから身近な植物として使われてきました。

家の周囲に植えたり、
刈り取った葉を束ねて置いたりと、
香りのある植物を生活空間に取り入れる文化が見られます。


  • ヨーロッパ|香料・ハーブとしての利用

ヨーロッパでは、
香りのある植物はハーブや香料として発展してきました。

葉や精油を使って空間を香らせたり、
衣類や生活用品に香りを移したりするなど、
快い香りを暮らしに取り入れる工夫が積み重ねられてきました。

共通して見られる特徴

地域や文化は違っていても、
これらの使われ方には共通点があります。

  • 強い香りをもつ植物が選ばれていること
  • 葉や茎など、身近な部位が使われていること
  • 成分ではなく、香りの体感が重視されていること

つまり、
シトロネラールを含む植物は、
成分としてではなく、香りをもつ植物として
人の暮らしに寄り添ってきたと言えそうです。

研究によって「シトロネラール」と名づけられた背景

世界各地で使われてきた香りのある植物は、
長いあいだ「植物そのもの」として扱われてきました。
人びとが頼りにしていたのは、
葉をもんだときの匂いや、焚いたときの空気の変化といった、
感覚としての香りです。

19世紀後半から20世紀にかけて、
植物や香料の研究が進むにつれ、
こうした香りが「何によって生まれているのか」を
分析しようとする動きが強まっていきます。

精油を蒸留・抽出し、
その中に含まれる成分を一つひとつ分けて調べることで、
香りの正体が少しずつ明らかになっていきました。

その過程で、
レモンユーカリやシトロネラ草などに共通して含まれる、
レモンのような香りをもつ成分が確認され、
「シトロネラール(citronellal)」という名前が与えられます。

現代の暮らしとのつながり

こうした香りは、
いまも特別なものというより、
ごく身近な場面で楽しまれています。

たとえば、
アウトドアで虫が気になる時に使うアロマスプレー。
夏の花火で火をつけるときに、香りつきのキャンドル。
ふっと広がる爽やかな香りに気づいたことがある人もいるかもしれません。

お風呂に少し香りを添えて、
すっきりした気分を楽しんだり、
レモンユーカリやハーブをスワッグにして、
見た目と一緒に香りを楽しんだり。


昔から続く香りの楽しみ方が、
いまの暮らしの中にも、自然な形で残っているのだと思います。

関連記事

シトロネラールを使った商品はどんなものがある?と思ったらこちら▼

シトロネラールなるほど。じゃあPMDって何?と思ったらこちら▼

Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
ABOUT ME
チャキン
チャキン
レモンユーカリの育て方や香りの楽しみ方を発信中。 元庭師の主婦が、植物博士(?)バオバブくんと一緒に、ゆるやかな暮らしをお届けします🌿
記事URLをコピーしました